ネットショップを改善していく際に役に立つ各ページのポイントを解説していきます。最初は、ネットショップの顔であるトップページ制作の考え方をご説明しましょう。

【1】トップページはお店の「看板」 「ショーウィンドウ」
ネットショップのトップページは、実店舗に置き換えると「看板」や「ショーウィンドウ」と同じです。そのお店が「何屋」で「どのような商品を扱っており」「どんなお勧め商品があるのか」を伝えるページです。
自社の商品やサービスを理解してもらうための最重要ページですから、自社の商品のゴリ押しはお勧めできません。アクセスしていただくお客様にもメリットになるような構成を考えましょう。
【お客様のメリットになる構成とは?】
お客様は、検索エンジンやソーシャルメディアなどのリンク先、リスティング広告などからアクセスしてきます。ある程度どのようなサイトかは想像してアクセスしてきますので、サイトの上部では「当ネットショップでは、どのような商品を扱っているか」「当ネットショップのサービスの目玉は何か」などをお知らせします。
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例えば、食器の卸売をしているBtoBの会社であれば、まず、トップページ上部、ヘッダーといわれる部分で、自社のロゴ等の画像を配置して、お客様にお目当てのページにアクセスしてきたことを認知してもらいます。
トップページ内部では、流行食器の激安セット卸販売の情報、お客様専用のテーブルコーディネート講習会の告知など、自社で今イチオシかつ旬な話題を掲載していきます。
もちろん、別途ご紹介した「Z型方式」でレイアウトしていくことも忘れてはいけません。
売り込みはゴリ押しではなく、柔らかくお得のある情報に加工して紹介するのが1つの方法です。お客様とウイン-ウインの関係になれるコンテンツをトップページに配列して、メリット感を表現していきましょう。
本システムでは、トップページなども自由にパーツの配列を変更することができるようになっています。お客様が喜ぶお得な情報のアイデアが浮かんだら、簡単にレイアウトの変更ができます。
【2】トップページのバナーと文字のバランス
お客様にもメリットのあるトップページのお得感を表現する場合は、バナーが必要となってきます。文章だけでは目立たないため、画像やイラストをデザイン化したバナーを作成して、トップページのキャッチにしていくのです。
トップページに挿入する文字数の合計は、一般的に1,500文字程度がベターといわれています。トップページから文字数が多いと、お客様に敬遠される可能性があります。キャッチとなる写真画像と見出し、文字によるリンク部分を含めても一般的な文字数に抑えた方がよいでしょう。それでもさらにPRしたい場合、バナーの登場となります。

<バナー例>
バナーは、お客様にお勧め商品やメリット、お得感などを直感的に伝えることができます。
バナー作成の注意点としては、統一感を持たせることです。
【バナー作成のポイント】
・カラーの統一ではなく、バナーのサイズ、使用する写真のテイスト、キャッチの位置に規則性を持たせることが、統一感を生み出します。
・カラーに関しては、ネットショップのメインカラーから合うカラーを利用するとよいでしょう。
・キャッチの位置に関しては、必ずしも同じではなくてもよいのですが、ある程度の規則性は必要です。
・フォントを統一させるというのも1つの手です。
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次回は、「お客様の信頼を勝ち取るための重要ページ」についてご紹介していきます。
これからも宜しくお願いいたします
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