ネットショップのレイアウトを考える上で、重要と思われる写真の配置やお客様が使いやすいページ構成の方法などを解説していきましょう。

【1】心理学的要素の活用で一挙両得
本システムでは、「サイト作成」の「作成ウイザード」や「ページ作成」でレイアウトを選択して、ページを制作できるようになっています。業種や商品イメージに近いデザイン、レイアウトのパターンを選択していきます。
各ページのレイアウトを検討する際に、まず「人間の目の動線」を常に意識するように心がけましょう。
心理学の世界では「Z型方式」と呼ばれるものなのですが、左から右へ目を移動して、徐々に下へと目線が移動していくというものです。この動きがZの文字に似ていることから呼ばれているそうです。
人間の目の動きに合わせてページのレイアウトを考えていくと、お客様目線で使い勝手のよいネットショップとして親しまれるはずです。これをユーザビリティといいます。

例えば、売れ筋商品のページがあったとしましょう。ページ全体に、商品写真が一行に5枚配列されるレイアウトです。ランキングではないので、配列は自由です。
この場合、二行目に真の売れ筋商品を配列。一行目には、新商品や在庫処分品を配列するなどして、お客様の目を引くのです。
一種のトリックですが、ユーザビリティとネットショップ側にも効果が期待できるレイアウト作成方法です。

【2】ユーザビリティを高めるポイント
ネットショップを見ているお客様が、自分がネットショップ内のどの位置にいるのかを確認できる機能として「パンくずリスト」というものがあります。
「パンくずリスト」は本システムの機能の一つとして搭載されており、通常、各ページの上部に表示します。
例えば、インテリアのネットショップでソファーのページを見ていると、以下のように表示されます。

これは、ネットショップのトップページから「ソファー」のページに行き、その中の「リンビオ ソファ 2Sウォーム」という商品のページを見ている、ということを示します。「パンくずをこぼしながら歩くと、もと来た道が分かる」という意味で、「パンくずリスト」と呼ばれます。これにより、お客様がネットショップ内で迷わないようにユーザビリティを高めることができます。
パンくずリストは、お客様が自分の位置を把握するために、とても便利ですが、そのユーザビリティを高めるためには、商品のカテゴリ分けが、お客様の理解しやすいように作成されていなければいけません。
さらに、表示されるページタイトル自体もお客様が理解しやすいものにしておくことが重要です。

●「パンくずリスト」はネットショップの中で迷子にならないようにというユーザビリティ的な観点とともに、検索エンジンのロボットがサイトを巡回しやすいようにというSEO的観点から設置するものです。
●本システムでは、「パンくずリスト」が自動的に挿入されますが、ページタイトルとカテゴリの階層を分かりやすくすることで、お客様をネットショップで迷子にさせないようにしましょう。

次回は、「販促にも役立つカレンダーの活用と配置場所」についてご紹介していきます。
これからも宜しくお願いいたします
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